人にはすごい経歴だ、と言われますが、自分としては結局、物事を決めるのに何も考えてなかったなあ、と思うんです。小学三年から中学二年までニューヨークで暮らしましたが、これは父親の仕事の都合。高校はカッコいいからと思って付属高校を受けたし、大学はそこからエスカレーター式。しかも先輩から「楽だから」なんて助言をもらって選んだ学科だったから、講義には興味がもてず。就職も最初はミーハーにマスコミを志望し、内定をもらいましたが内定者懇親会で先輩に会うと、要領よく仕事をこなす話しかしてくれず、何か違うぞ、と。それで、やっぱり就職は、きちんと考えようと必死になりました。真剣に考えた末、TKGで講師のアルバイトをしていたこともあり、教育に行き着いたんですね。教育大手企業から内定をもらいましたが、成長過程にあったTKGの方が活躍のチャンスも多く面白いのでは、と思って最終的にTKGに決めました。

教室長を経験した後、本部に来てオリジナルテキストの制作に携わり、その普及のための講師向けの研修も行いました。その後は新教室の立ち上げにも関わりましたし、本部に戻って講師向けの研修制度や表彰制度をつくったり、スーパーバイザー制度の導入を推進したり。私ほど、本部と教室の現場を何度も行ったり来たりした人はいないと思います。結果的に、TKGが現在の姿になるまでの形づくりに携わってきたことになりますね。
そして今も楽しく仕事しています。最終的にはTKGの理念に則った、一貫教育の学校を学校をつくりたいと思っています。中学生の時、ニューヨークから帰国して、周りの子たちが自己主張をしないことに驚きました。アメリカのように自由に自己主張して、それがたたえられるような文化が根づけば、日本は変わると思っています。今そんな夢に着実に近づいている実感があります。これまでの人生で、就活だけは真剣にやってよかった、と振り返ってみてつくづく思いますね。













